運気について
運というのは、人と人との出会いのなかに生じます。一人で孤独に生きていたら、一人の運です。人と関わると、運が増幅したり、シーソーしたり、拡大したりします。人間関係が介在するところに、そのような運が生じます。出会いこそ、気を運ぶもの、運気です。
自分の運が若年運か、中年運か、晩年運かを知ることが、運を学ぶ者にとって大切です。晩年運の人は、思考が慎重であり、性格は穏やか、若いころは精神的に成熟するのが一般的に遅いです。若年運の人は、若いうちに早く大人になりたくなり、思考が早熟です。刺激を求め、自我に目覚めるのが早い傾向にあります。
春(2,3,4月)生まれと秋(8,9,10月)生まれの人は、若年運の傾向があります。
夏(5,6,7月)生まれと冬(11,12,1月)生まれの人は、晩年運の傾向があります。
春は植物の生命力強く、大地を守っている状態です。平和に強く、安定した家系に生まれるほど、本人の魂や才能の成長が順調です。
夏は暖かい季節です。ネアカな人が多く、落ち込んでも人前では見せられないようです。夏は日照時間が長く、日の出が早い時間に訪れます。時代の最先端の中で、自分らしさを発揮できるようになると、運が稼働します。
秋は空気が乾燥します。ドライで物事を割り切る気質が備わる季節に生まれていることを表します。積極的な性格の人が多いです。じっとしていられず、常に、何かに向かってエネルギーを発揮したくなります。目標を見つけると運が稼働を始めます。
冬は寒く、クールになる傾向にあります。夏生まれと違って一歩引きさがり、裏方に回る傾向にあります。学問、思考を必要とする分野で才能を発揮する人が多いです。
これらは、季節による人の傾向ですが、会社の運を知る時、会社の登記日が重要です。国家との契約としての生年月日による運が発生します。実に、不思議なことです。生まれ月は会社にとって組織を現します。組織をどのようにまとめるかは、経営者にとって大切なことです。登記月を見ることで、組織の体質、傾向を知ることができます。
個人において生まれ月は、家系(親族、一族、故郷、生家)を現します。会社の登記月は、会社の組織を現します。
算命学は、これらの条件に、生まれ年の天干と地支、生まれ月の天干、生まれ月(地支)、生まれた日(天干)、生まれた日の地支の6つの干支で、その気質、傾向を見、その気質にあう生き方をすると運が稼働し、その気質に逆らう生き方をすると運が滞るという判断をします。よって、同じ生年月日でも、相手を見て答えが異なります。
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